第18章 side KEI TSUKISHIMA
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『なぜ、あの雰囲気の中私たちはここにいるのでしょうか。』
ここがどこかって?
決まってるじゃない。
ラブホテル。
あのあと僕は目の前にあったラブホテルに梢を引きずり込んだ。
「だって僕、汗だく。シャワー浴びたいから。」
『わがままか!』
ぷりぷりと怒りながら梢はベッドの縁に座る。
そんな梢を見ながら僕はシャツを脱ぎ、ハンガーにかけて、備え付けてあったファ○リーズをかけた。
『お風呂、行ってくれば?そろそろお湯たまったでしょう?』
僕のほうを見ずにそう言う梢。
へえ、そんなこと言うんだ。
僕は梢に近づくとシャツワンピースのボタンを外し始めた。
『ちょっ!月島く「蛍。」
僕は梢の目をじっと覗き込み、笑った。
「蛍…でしょ?梢?」
そう言いながら僕はシャツのボタンを全て外した。
『やっ…つき「蛍。」
肩からワンピースをずらし、下着のホックを外す。
はらりと、床にブラジャーが落ち、梢は慌てて両手で胸を隠した。
『蛍…?お風呂…入るんじゃ…』
「入るよ?」
そう言うと僕はベルトを外し、チノパンとボクサーパンツを脱ぎ、ソファーに投げ置く。
そして、恥ずかしがっている梢を横抱きにするとそのまま浴室へと移動した。
「一緒に…風呂、入ろうか?」