第17章 side HAIBA LEV
side梢
濡れて肌にぺたり、張り付いた衣服。
黒のTシャツが張り付いたリエーフくんの身体はエロい。
濡れたリエーフくんを観察していると濡れたTシャツ越しの胸を下から鷲掴まれ、思わず喘ぐ。
『…っああっ!』
「濡れた服張り付いてむちゃくちゃエロい…」
張り付いた衣服と背中の隙間からリエーフくんは手を忍び込ませブラのホックを外す。
「ほら、ここ真っ赤に尖ってきてる。Tシャツ白だからすげー目立つ。」
指でぴんと弾かれ背中が仰け反る。
そのせいで壁にもたれながら座るリエーフくんの目の前に来る、胸の突起。
いつもならすぐに口に含んでくれるのに、今日はなぜか口元に弧を描きながら腰に手を添えるだけ。
『おねが…ほし…』
久しぶりのセックスに身体が疼いて仕方がない。
私の言葉を聞いたリエーフくんはにやり、笑って私に問う。
「欲しいって、何を?」
そう言いながら目の前にある赤く熟れた突起にリエーフくんは、ふ…と息を吹きかけた。
『いじ… わる。』
わかってるくせに。
私が何が欲しいかなんて。
チノパンの布地を押し上げているそれが欲しいの。
私は、熱を持った瞳でリエーフくんを見つめたあと、濡れて色が変わったチノパンに顔を埋めた。