• テキストサイズ

HQ商社 営業3課へようこそ!【HQ】

第14章 旅の終わり。






必ず選択しなければならないという苦しさ。

今まで私が背を向けていた選択を真っ向から突きつけられる。





『わかった。』


私は2人を見つめ、微笑んだ。









けれど私はその表情を保つことができなかった。




「梢、泣かないで?」

ぽろり、ぽろりと思いが溢れる。

堪えた思いが滴になって

ひとつ、ふたつと溢れ出す。






なんでこんなに苦しいの。

なんでこんなに悲しいの。















好きなんだ。2人が。

どちらか1人に決められないほどに
2人への気持ちが止められないんだ。






/ 235ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp