• テキストサイズ

HQ商社 営業3課へようこそ!【HQ】

第12章 社員旅行。




エレベーターに乗り込んだ瞬間、先ほどまで優しげな顔をしていたリエーフくんの表情が変わった。


「少しだけ、梢のこと独り占めにしたい。」

そう言ってリエーフくんは私を抱きしめるとそのまま唇を触れ合わせた。



エレベーターでキスをして、廊下で手を繋いで歩く。

部屋の鍵を開け、中に入りドアを閉めた瞬間また、キスをした。

名前を呼び、舌を絡ませながら部屋の入り口で貪るようにキスをした。


ふかく、ふかく舌を絡ませあった後、唇を離す。

「ベッド…行くよ?」

『ん…』



月島くんとの関係が知られてしまったのが嘘のよう。
ベッドに腰掛けまた唇を合わせ、お互いの酸素を奪い合うようなキスをした。


体をベッドに横たえるとリエーフくんの前髪がさらりと私の顔に当たる。

くすぐったくて身じろぎすると、リエーフくんがくすりと笑う。

「やっと笑った。」




















ほろり

ほろりとなみだがこぼれた。



なんでこんなに優しい人を裏切ってしまったのだろう。

どうして私は


































月島くんが

蛍が



好きなんだろう。




/ 235ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp