第12章 社員旅行。
その後、ナカに入れられることなく何回もイかされ身体はくたくた。
しかし、食事…もとい飲み会が行われるので私はシャワーを浴び、(月島くんもリエーフくんも大して汚れてなかった。)館内着である浴衣に着替えると急いで宴会場に向かった。
会場に着いてみれば課ごとに名札が置かれていて、その通りに着席する。
自分の席に座れば黒尾さんからお前は絶対飲むなとお達しが来たので渋々ウーロン茶を頂く。
猫又社長の簡潔なお話が終われば後は無礼講。
いろんな課の方々にお酒を注いで回った。
散々お酌しに周り、持っている瓶が空になる。
ホテルの方に新しいビールを持ってきてもらっている間、ふうと息をつく。
さっき、部屋を出る前、2人に言われた。
「夜、逃げないでネ?」
「ちゃんと部屋に戻ってこれたら”ご褒美”だよ?梢?」
それを思い出すだけでふるりと身体が震える。
お腹の奥が疼く。
でも、本当にこれで良いの?
悩みながら本日何回目かわからないため息を吐けば、目の前からこら!と叱責する声。
『すいませんっ!』
謝りながら顔を上げるとそこにいたのは…
菅原さんだった。
「なーにため息ついてんだ?椎名?」
菅原さんは私の前に仁王立ちになると、にかりと笑った。