第12章 社員旅行。
どうしよう…
リエーフくんに気づかれてしまった。
部屋までの廊下がやけに長く感じる…
怖い
怖い
かちゃり
扉が開く音。
どさり
カバンが床に落ちる音。
そして、やけに丁寧に私はベッドに降ろされる。
「ねえ、梢…月島と何してたの?」
終わりだ。
知られてしまった。
「教えてよ。」
きしり、ベッドが鳴る。
ちらりとリエーフくんを見ればいつもの優しい笑顔は無い。
喰われる。
そう、本能が訴える。
震える体を後ろに、後ろに引きずる。
それを追いかけ退路を塞ぐリエーフくん。
まるで獲物を追い込む獅子だ。
とんっ
背中に硬い壁が当たる。
「逃げるのはオシマイ。」
くいっと顎を掴まれ顔を上げられる。
「さあ、何してたの?教えて?」
嗤った口元に笑っていない瞳。
『…っ』
「口じゃ言えないなら…カラダに聞いてみようか。」
リエーフくんの指がロングスカートをかき分け中に忍び寄る。
足を閉じようとしてもすでにリエーフくんが体をねじ込ませているからそれもできない。
リエーフくんが内腿をなぞり、笑う。
「下着通り越して太ももまで濡れてる。下着ぐちゃぐちゃじゃん。」
脱がせるよ?
そう言ってリエーフくんは私の下着を抜き取り床にほおった。
そして秘部に指を埋める。
「ナカどろどろ…やばいね。…ん?」
不思議そうな顔をするリエーフくん。
ナカの指を動かすとニヤリ、笑う。
「へえ…梢はみんながいるバスの中でこんなの挿れてイったんだ…」
『や…ちが…』
「違わないでしょ?あんなエロい顔、俺の前じゃしてくれないじゃん。」
そう言いながらリエーフくんはナカの玩具を引っ張り出す。
「このまま俺の挿れたら…梢はどうなるのかな。」
『…ごめ……なさ…』
「何に謝ってるの?
玩具でイかされたこと?それとも…
月島とセックスしてたこと?」