第11章 やさしさ。
下着を脱ぐとリエーフくんのボクサーパンツを下げ、ぱくりと口に咥える。
「っ…梢っ…」
ちうっと音を立てて先っぽに吸い付くとぴくりと動く肉棒。
唇ではむはむと甘噛みすると苦しそうに悶える。
「ちょっ…無理…」
『私いないときはシなかったの?』
「ん…だって……梢のナカでイくのが1番気持ちいいから…」
そう言いながら息を詰めるリエーフくん。
『ん…かわい…でも…』
私は身を乗り出しリエーフくんの唇に唇を落とす。
『最初は口に出して?』
そう言い、私は改めて肉棒を口に含む。
忘れたい。
あんなこと。
天童さんに無理やりされたことなんて…
記憶を上書きしたい。
その一心で口と手の動きを早めれば、リエーフくんは私の頭を掴み肉棒を喉奥まで飲み込むようにぐっと自分に引き寄せる。
苦しい…
でも…気持ちいい…
ぐっと喉奥を締めればびゅくりと白濁が口の中を犯す。
それを私は喉を鳴らしながら飲み込んだ。
さすがに夕飯後だからお腹が苦しい。
でも、満たされた。
『いっぱい出たね?』
口を離し口端から流れ出た精液を舌で掬い口に含むとリエーフくんはおろおろ。
「ごめん!つい夢中になって…」
苦しくなかった?そんな心配が今は少しだけつらい。
ごまかすように、白濁を出したばかりの陰茎を口に含み扱く。
「ちょっ…!梢⁈」
ぐっと勃ち上がるまで刺激すると、私はリエーフくんに乗り上がるようにして頬に唇を落とす。
そして、枕元に置いている小箱から避妊具を数枚取り出し1枚ちぎり、適当なところに放った。