第11章 やさしさ。
ぴりりと袋を破き避妊具を取り出すと、空気が入らないようにしながら肉棒に纏わせ、上から乗り上げるようにして膣口に先っぽを当てる。
「梢っ慣らしてない…」
昨日散々月島くんと交わったそこはほぐす必要なんてないくらいぐずぐずになっている。
『も…ちょうだい?』
2、3度入り口を往復させると私は体重をかけるようにして肉棒をナカに導いた。
1度奥まで飲み込み律動を開始するとリエーフくんは私の腰を支えるように掴む。
「梢っ…締めすぎ…」
『奥….きもち…』
子宮の入り口をぐりぐりと抉るように腰を動かすと、どうしようもなく気持ちいい。
これは昨日、月島くんが言っていた…
何て名前だっけ?
なんて考えながら腰を振っていると下から奥めがけて肉棒が打ち付けられる。
『あうっ…!』
「今、別のこと考えてた…」
責めるようにごつごつと奥を突き上げられ快感で腰がとろけそうだ。
『リエ…フく……くるし…』
「俺のことだけ見て…?」
『も…だめ…イく……』
奥を何度も突かれ私は身体を震わせ果てた。