第10章 出張。
コンコンッ
入り口のドアをノックする音がして、扉が開く。
「天童さん…そろそろ昼休憩終わります。」
「賢二郎。もうそんな時間?」
「そんな時間…じゃないでしょう。天童さんに任せてる仕事が終わらないと俺達帰れないんですからね?」
「はーいはい。わっかりましたよー。
でも、最後に…」
そういうと、首輪を引っ張る力が消え私は床に跪く。
『くる…し…』
その言葉を呟いた直後。
掴まれ引っ張られる前髪。
塞がれる鼻。
酸素を求め口を開けば待ってましたとばかりに入り込む猛った肉棒。
私のことなんてなにも考えていない抽送。
喉を突かれ、何度もなんどもえずく。
「そろそろいっくよー。全部飲まないと服、汚れちゃうから…ネ?」
その宣言通り、何回か私の喉を突くとびゅくりびゅくりと粘性の液体が口に広がる。
喉を鳴らしながら必死で飲み込むが、量が多すぎて床に吐いてしまう。
荒い息を整えていれば天童さんのご機嫌な声が上から降ってくる。
「んー!イイネ!
ここらへんに住んでるんだったらいっぱい可愛がってあげたのになー。」
『お断り…します…』
「まあ、そうだろうネ?じゃあ俺先に戻るよー。
ちなみにさっきの資料は完璧。こっちもイイ仕事してるヨ。」
そう言って天童さんは衣服を直した後じゃあねーと手を振って部屋を出て行った。