第10章 出張。
私達はオフィスの数メートル先にあるコンビニで朝食兼昼食を急いで買うと急いでオフィスに滑り込む。
息も絶え絶えな私達を見た宮城支部の皆さんは少々苦笑い。
「ちゃーんと間に合ってるしあと5分あるからダイジョーブ。」
と親指を立てる天童さん。
「時間には間に合っているから大丈夫だ。」
と、席にどっしりと座っているのは牛島部長。
「普通は早めに来るものでしょう。」
ため息をつくのは白布さん。
すみませんと謝ると席に着くように促される。
私達は分け与えられたデスクに腰掛けると時間と共に作業を開始した。
「ヘエ……」
私を見た誰かが私の知らないところでニヤリと笑った。