第10章 出張。
食事は何を食べたか覚えていない。
ただひたすらに羞恥に耐えた。
私の気持ちに余裕が出るとナカが振動し、私の余裕を壊す。
怖い
怖い
でも気持ちいい。
何回目かわからない振動で、私は地面に崩れ落ちた。
膝が笑う。
身体が震える。
このままここで快感に身悶えたい気持ちと
ギリギリ残った羞恥心が
必死で戦っている。
「梢…」
顔を上げると月島くんが私を見下ろしていた。
『ごめ…なさ…』
「ホテルまで耐えられなかったね。
お仕置き…ダネ?」
『ひうっ⁈』
身体の中心が今まで以上に震えだす。
口を両手で塞ぎ声を必死に抑える。
「みんな見てるよ…?上手にイきなよ…」
だめだ
だめだ
もう何も考えられない。
「梢…?」
私は月島くんの声に
イかされた。