第10章 出張。
チェックインの後は荷物を置いて月島くんの部屋に行くと月島くんは黒尾さんに電話をしているようだった。
その様子を椅子に座って待っていれば不意に伸びる手。
前を見れば電話をしながら月島くんは私のワイシャツのボタンを外し始める。
「ええ…ええ…
はい、そんな感じです。」
抗議の声をあげようと立ち上がると、それに気づいた月島くんが自分の唇に人差し指を当てる。
なんでもない仕草なのにやけに色っぽくて、私は口に出そうとした言葉を飲み込んだ。
黒尾さんと話を続けながら月島くんはボタンを外しきると、スカートのホックを外す。
ファスナーに手をかけ、下げればばさりとスカートが落ちた。
一瞬、月島くんの表情が変わる。
そして、口元を弧に歪ませ、笑った。
月島君の目に映ったのは
ガーターベルト。
「はい。
じゃあ明日の報告については明後日、出社してからで。
では、失礼します。」
電話を切った月島くん。
私を見ながら下唇に舌を這わせた。
「どんだけ、期待してるの?梢…?」
『そんな…こと…』
「なかったら、ガーターベルトなんてつけないデショ?」
指摘通りだ。
「あとはその下着。後ろ向いてシャツ捲って?」
私は赤面しながら月島くんに言われた通り、月島くんに背中を向け、シャツを上に捲った。
「梢は真面目な顔して仕事の時にTバックなんて履くんだ。」
『っ…下着の線が出ないように…「嘘ばっかり…」
ツ…と双丘のラインを指がなぞる。
ふいに、双丘の中心を走る布がぐいと引かれ布が食い込む。
「すぐに強請るように腰、突き出して…
本物のヘンタイだね。梢は…」
その声、その言葉に、
私の秘部は悦ぶように蜜を滴らせる。
「梢知ってる?下着から愛液溢れてるって。
太ももまで垂れてきてる。」
溢れた愛液を拭うように指が太腿を伝う。
その指に反応するように身体はひくりと跳ねた。