Loveyourself ~君が嫌いな君が好き~【気象BL】
第4章 N×A~復活LOVE~
Nside
ニ「嘘、だろ………」
俺は震えていた。まさか彼から電話がかかってくるだなんて。
いや、これ以上俺の顔を見たらノイローゼになるから彼に会って欲しくない、みたいな内容かもしれない。でも、仕方、ないか。そう言われても。俺が悪いんだから。それで彼が楽になるなら、それは本望………
『本望』、…そう思うことにした。
俺は震える手で通話ボタンを押す。
二「もしもし…」
雅「………か、ず」
二「ま、雅紀っっっっ!!!」
久々に聞いたその名前、その声。
思わず俺は大声を出してしまった。