Loveyourself ~君が嫌いな君が好き~【気象BL】
第3章 N×O
Nside
二「そろそろ帰らなきゃなぁ~」
わざとちょっと大きな声で言う。
彼をちらっと見る。
大「お、俺もそろそろ帰らなきゃっ。バイバイ、相葉ちゃん」
雅「そっかー。まったね♪気を付けてね♪」
俺が楽屋を出ると、ササッと智もついてくる。
彼は黙りこんでる。少しは自分のしたことに気づいたのかな?
俺が運転する車に乗り、助手席に智が座る。
まぁ、これはいつものこと。
大「…………」
二「あれ?どうしたの、智。今日喋んないよね…」
あえて気付かないフリ。
大「えっ?い、いやっ、別に……」
たじろぐ彼。思わず笑みがこぼれそうになる。
二「ふーん。まぁいいや」
とりあえず会話はここまでにして、俺の家に車を走らせた。
外の空は真っ暗。車道の外側に並ぶ木々に巻き付けられてるライトで明るく周りを照らしていた。