第9章 S×A③

Aside


収録前。楽屋でゴロゴロする俺ら安定の５人。
俺は野菜をモシャモシャ食べてニノは相変わらずゲームしてて（どうやらボス戦らしい。話しかけると怒られた）松潤は机に突っ伏して爆睡。リーダーは絵を描いてる。翔ちゃんはスマホ。


何気なく4人を見つめていると、翔ちゃんと目があった。


雅｢あっ……｣


翔｢なあ、相葉くん。ちょっといいかな…？？｣


雅｢あっ、うん。いいよ｣


何かな？？
翔ちゃんと二人でトイレに向かう。ここ、つまり他のメンバーには知られてはならないこと…？？


翔｢好きだよ。他のメンバーとの好きとは違って恋愛的に｣


雅｢えっ…｣


翔｢本当に好きだから。ちょっと考えてくれるかな。
…あ、もうすぐ収録始まる。スタンバイ行こう｣





｢よーい、スタート！！｣


―――――収録後



翔｢なあ、相葉くん｣


いくつもの楽屋が横に並ぶ廊下で翔ちゃんに声をかけられる。


雅｢し、翔ちゃん…｣


翔｢このあと仕事もうないよな？｣


雅｢う、うん。それが…っえ！？｣


俺の腕を彼は掴み、何処かへ連れていった。