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BLEACH お題消化1

第3章 四十六、笹の露



「しゅーんすーいちゃーん!」
「きょーらくたーいちょー!」
 だらだらとした愉快そうな声で呼ばれる。京楽は声の主を探して首を巡らせた。
「おや,満流ちゃん,松本くん」
「飲もうー!」
「飲みましょー!」
 それぞれが両手に持った酒瓶を元気に掲げる。イエイイエイ!と声を上げた満流は,右手に握りしめたお高い名前の書かれた焼酎を,酒瓶から直接呷った。
「あー喉が焼けるーう!」
「おおー,身体に悪そうな飲み方してるねぇ」
「そんなことなーいよーう!」
 酔いに伸びた語尾が,満流の機嫌の良さを示している。飲んでこーよ!とふわふわした声に誘われれば,断る理由は無い。
「じゃあ僕もお邪魔しちゃおっと」
「そうこなくっちゃ! 今ならねえ,乱ちゃんがおっぱい杯でお酒飲ませてくれるって」
「だぁかぁらぁ! それは満流がわかめ酒やったあとでって言ったでしょー?」
「キャー乱ちゃんのえっち!」
ゲラゲラと満流は笑いながら,はい春水の分!と左手の日本酒を押しつけた。酒瓶に酒はほとんど残っていない。
「ちょっと甘いけど,春水甘いのもいけるっしょ?」
「いけるいける。いただきまーす」
 京楽は満流に倣って直接瓶に口を付ける。
「きゃー満流と間接キッス!」
「いやん! 京楽隊長のエッチ! セクハラで訴えてやる!」
「んもう,君たち酔い過ぎ! セクハラっていうのは,こういうことするの!」
 空いた左手で思いきり満流の尻を揉んでやる。弾力の低い,薄い尻だ。
「ぎゃははははは! いやーんやめて!」
「ぶは! ウケる! ねぇ満流私も触っていい?」
「だめだめ! 僕感じすぎてイっちゃう!」
「早い男は嫌われる!」
「ぎゃははははは!」
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