第3章 紹介
おそ「そーいや自己紹介まだだったな!」
一「遅くない…?」
おそ「愛ちゃん、俺の名前はもう分かる?」
『おそ松さん…ですよね?』
おそ「ピンポーン!なんだ~自己紹介しなくても大丈夫そうだなっ!」
トド「えっ…終わり!?ボク達の紹介は無し!?」
チョロ「愛ちゃん。そのバカが一応ここのリーダーだから。」
『あっ、はい。』
そんな気はしてたけど…やっぱりこの人がリーダーなんだ。
チョロ「で、あそこのソファーに座ってる趣味の悪いグラサンかけてんのがカラ松。誰も思ってないけど、一応肩書きだけはサブリーダーだから。」
カラ「…んんん~?チョロ松~?俺の紹介に悪意がこもってないか?」
おそ「コイツだいたいなんでも直せるから!何か壊れた時はコイツに押し付けていいよ。」
チョロ「で、僕がチョロ松。主にここの経理をしてます。コイツら全員怪我の手当てとかまともに出来ないからもし怪我したら僕に言ってね。」
『分かりました。』
おそ「いよっ!デスクワーク松!」
トド「ばんそうこう貼って~!♥」
チョロ「おまえら死にたいのかな?…ったく。で、あのマスクしてるやつが一松。爆弾とか薬品扱ってる…って言ったらどんなヤツかだいたい想像つくよね。」
一「…どうも。」
一松さんはマスクをクイとずらし、軽く会釈をしてくれた。
律儀そうな人だなと思いながら、私もぺこりと頭を下げた。
チョロ「あそこで素振りしてるのは十四松。アイツは…まぁ怒らせない方が良いよ。」
『…?』
チョロ「で、知ってると思うけどコイツはトド松。スパイとか平気でするし他人の極秘情報集めてるから一番タチ悪いよ。」
トド「いやそれがボクの仕事ね…!?」
チョロ「まぁザッと紹介したらこんな感じかな?」
『…あ、あの』
チョロ松さんは分かりやすく全員の紹介をしてくれたけど、どうしても気になることが一つだけあった。
チョロ「ん?」
『その…どうして皆さんは、同じ顔をされてるんですか?』