第14章 14.甘い時間-二宮side-
「ん。どうぞ?コーヒー
大野さんのお店には敵いませんけど」
そう言いながら 、 の前に
インスタントのコーヒーを差し出した。
『あ、行ってくれたの?』
「行きましたよ。
まぁ、行ったおかげってのもあるし」
その発言に思いっきり、はてなマークの
彼女の姿を下から順番に見た。
俺のグレーのパーカーを貸したけど、
このシチュエーションはベタだけど…
やっぱ可愛いな…笑
『ん?どうしたの?』
「ん?いや、なんもですよ?ふふっ」
俺、飢えてるオスかよ。本当に…
『二宮くん、あのね』
「二宮くん、じゃないでしょ?」
『え、えっと…いや……和…也』
「うん。なに?」
ソッとさんの隣に座った。
そしたら、
『デートしませんか?』ですって。