第13章 13.隣の子犬は狼
ピヨピヨ……ピヨ…ピヨ
目に当たるのは外からの日射し
それに反応して目をゆっくり開けた
『…ん…』
ん? あ? え?
なんで、二宮くんがいる…の?
しかも同じベッドで…裸、で…
『あ…そっか……』
あのまま…部屋に入って、
…こうなってしまったんだよね。
ていうことは、あたしも裸…だ。
うわぁ……な、何年ぶり?
夢中でそんなことも考えなかった……
「ん………?」
『あ、うん…お、おはよ…』
なに、この色っぽい男は…何なの。
「……キス……していい?」
『え……あ…えっと……んっ…』
二宮くんは返事も待たずにキスをした。
なんなんだろう。この甘い朝…