第7章 7.過去
店内は暗くて、でも綺麗な明かりが
より目立って見えて、うっとりした。
一応、インテリアデザイナーですから
「いらっしゃ…い……お、お姉さん!」
そこに1人、白いシャツにデニムを履いた
うちの可愛い可愛い愛犬がおりました。
「と、相葉くんでーす」
「なに、変なのつれてきてんの」
『んふふ…会っちゃって』
「そう。まぁ、とりあえず座ってください」
そう言って二宮くんは店員さんらしく、
席にあたしたちを案内してくれた。
「ご注文は?」
「え~どうする~?」
『んふふ…どうしよっか~』
なんて相葉くんとあたしの会話を
冷めた目で見る店員の二宮くん
「なに、仲良くなってんのよ」
「んふふ…」
『ん?んふふ…』