第4章 4.俺のものです-二宮side-
バイトも終わり家に帰る途中、
隣の部屋のベランダに誰かがいるのを見た
確実に隣はお姉さんなわけで…
ちょっと胸がトキめいた。
お姉さんはベランダで缶ビールを飲んでて
さっきの女より断然、色気があった。
月のセイ…ですかね…
なんて思てると、携帯の着信が鳴った
ピッ「ん、もしも…《ニノ~!》
もう本当に、この人は…なによ…
「なんですか…」
《だーかーらー…》
「相葉さん、俺とお姉さんの関係は
あなたには、秘密ですけど…」
《え、う、うん》
その言葉を言う前にベランダにいる
お姉さんのことを見つめた。
「手、出さないでくださいよ。
あれ、俺のもんなんで…」