第4章 4.俺のものです-二宮side-
「ねぇ、ねぇ!ねぇってば~!」
学校に行くまでの道、
この相葉雅紀…うるさすぎます。
「っだぁ~もう、うるさいなぁ…何!」
「だーかーらー!
あの、お姉さんとどういう関係なの?」
お前は俺の女かっ!
なんて思いながらも、バスに乗った。
「相葉さんには早すぎますよ、この話」
「え…///…まじ?…そ、そっち系かぁ…」
どっち系だよ、この変態相葉
んで、バスに乗って椅子に座ると感じる視線
この天然ボーイもかなりのイケメンで、
まぁ、わたしも?それなりの顔立ちで、
〈あの…〉
「はい?」
ほら、今日も声をかけられた。
たぶん、いつも乗ってる女子高生ですな…
なんかソワソワしながら俺を見てる。
〈これ…〉
そう言って、俺に手紙を渡してきた女の子
…ラブレター…ってやつですか?
(……大学前~お降りの方は~…)
俺たちの降りる場所に来て少し迷った。
〈思いが伝えられただけ、よかったです。
そ、それじゃあ…〉
そう言って友達らしき人のところに戻っていった女の子
「ちょっと、ニノ行くよ?」
「え?あ、はい」