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隣の家の二宮くん

第28章 28.心から思うこと-二宮side-


「今日はありがとね」


『大野先輩、お幸せに』



披露宴が終わりと帰る車の外から大野さんとお嫁さんが俺たちを見送る。





「大野さん、また」


「うん。幸せにしろよ?ちゃん」


「当たり前でしょ」





そう言うと少しの耳が赤くなった気がした。






「あ、待って」



『はい?』





大野さんの言葉に出発しそうになった足を止めて、もう一度車の外を見た。





〈これ…どうぞ〉



そう綺麗な声で言って持っていたブーケをに差し出したのは大野さんのお嫁さん






『え、えっと…私でいいんですか?』



〈ふふ…はい。あなたしかいないから
智の運命を変えた人…でしょ?〉



『……運命?』





その"運命"とやらに戸惑った男2名

俺と大野さんの二人






「っだぁ、もう…行こ?
ほら、寒いし!ちゃんも早く受け取って二宮くんとちゃっちゃと行ってよ!」






大野さん、テンパりすぎだって。笑






『え、あ…じゃあ、いただきます。』



〈結婚式は呼んでくださいね?ふふ…〉





またまた、耳赤くして…
どんだけ可愛いの。





「じゃあ、行きますね」


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