第27章 27.まぼろし?-二宮side-
〈お母さん、お父さん…っ…〉
感動的なお嫁さんの感謝の手紙
涙を流す彼女に優しくハンカチを差し出す大野さんは本当に優しい顔で、
相葉さんも泣いてるし、
隣にいるさんは、、
「あれ…いない…」
感動の再会はなかったものの、
隣にいるだけで少し嬉しかった。
だけど、、え…いないんですけど?笑
「あ、相葉さん…さんは?」
「っ…うぅ…えっと…トイレじゃない?
ほら…っ…飲みすぎてたし…」
「な、るほど…」
相葉さんは完全に泣いてて、
よく分かんなかったけど、なんとか…
「ちょっと抜けますわ」
「え?…っ…あ、うん。っぅう…いい話だ」
ほんと、あなたは良い人だ。
きっと良い人がいますよ、絶対
なんて思いながら会場を後にした。