第24章 24.二宮くん
『……うん。2ヶ月…だよ?』
「は?……いやいや、俺はずっと。って確かにこの耳で聞いたんすよ?は?え?」
完全に意味わかんねぇ!って感じの二宮くん
たぶん、かなり焦ったんだろうね。
まぁ、そんなのも嬉しいんだけど…
『大人3人の意地悪じゃない?
大野先輩に翔くん、それに松本さん』
その答えあわせに二宮くんは頭をグシャグシャとしてやられたーっ!と呟いた。
『翔くん……どうだった?』
「え、あ…ふふっ……
お姉さんの初恋の人があの人でよかった
素敵な人でしたよ。想像通り」
『……そっか』
翔くんにも帰ったらお礼しないとね。
今度はちゃんと…
『じゃあ行くね』
「…ん、わかりましたよ。
じゃあ2ヶ月後に…また」
『うん』