第22章 22.彼女の想い-二宮side-
"二宮くんへ
二宮くんって子犬みたいで、
可愛くて、でも色っぽくて、
最初からあなたに惹かれてました。
でも素直になれなくて、その分あなたは本当に素直な心で私に接してくれて…
そんなあなたが大好きでした。
だから、あの時あんな顔をさせてしまって本当にごめんなさい。
あんな悲しい顔をさせて、あんなことをあなたの口から言わせてしまって、ごめんなさい。
こんな形でお別れしてごめんなさい。
きっと二宮くんなら良い人が見つかるから
二宮くんに出会えてよかった。
ありがとう、和也
より"
涙は溢れて止まらなかった。
それと一緒に悔しい気持ちが溢れ出た