• テキストサイズ

隣の家の二宮くん

第2章 2.うちの子です


『あ、雨止んだ?』


傘に水が当たらなくなって、
気づいたときには雨は完全に止んでた。



「本当ですね」


『あ、持つから』


傘を閉じて二宮くんの持ってる、袋を取ろうとしたら…その手は簡単に制御された。



「ダメですよ。絶対ダメ」


『いや、でも…』


「はぁ…だーめ」


『……わかりました』



なんか二宮くんはただの年下じゃない。

全てを知ってる年下の男の子

そんな気がした。




「さん、嫉妬したでしょ」


『は、はい!?』



二宮くんの突然の言葉に驚いてしまった。

わ、わ、私が嫉妬っ!??




「さっきのスーパー
俺イケメンだから、よくあるんですよ」


『…ムカつくなぁ…』


「だって顔に書いてありましたもん


うちの子に手、出すな。って」




やっぱり、この子ただ者じゃありません。
/ 167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp