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隣の家の二宮くん

第18章 18.奇跡と運命


それから2日くらい経つと翔くんもだいぶ回復してきて普通に座れるようになった。


右足が骨折していて、まだ歩けないけど
よく話すようになった。





「…仕事は大丈夫?」



翔くんの会社の人が持ってきたお花を花瓶にいけていると翔くんが心配そうにそう聞いていた。




『あのね、翔くん
人の心配より自分の心配して!
まだ安心できないんだからね?』



「ははっ…本当に…変わらないね」





翔くんも変わらない 。
昔からその笑顔であたしを癒してくれる




本当は辛い

それは仕事と病院の行き来とかじゃなくて
ただ、




ただ……二宮くんに会えなくて…

会おうと思えば会えるのに、

あたしにはないんだと思う。


あんな顔をさせてしまったあたしには


彼に会うことは許されない
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