第1章 鬼灯
「あなたは強いですね」
鬼灯は微笑んだ
「そろそろ教室に行かなくていいんですか?お昼休み終わりますよね?」
鬼灯がそういうと里奈は手をギュッと握った
「どうかしましたか?」
「な‥なんでもないです。教室行きますね」
「私も行っていいですか?姿は見えないので」
だが里奈はなにも言わず歩き出した
(どうしたんでしょうか?)
鬼灯は里奈の後をつけた
里奈は教室の前に立ち止まった
扉をあけようとしない
「里奈さん?」
すると誰かがやってきた
「里奈!はやく入れよ」
里奈の肩は震えた
「ごっごめん!ボーッとしててさ」
里奈はそういうと中へ入った
「おせぇよ!加藤!プリント終わってる?」
里奈はプリントを渡した
「サンキュー」