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セックスと、秘め事。

第1章 娼婦




あ、失敗したかも。
不敬罪で捕ると刑はどうなるんだっけ、と考えていると、彼がチラリと私を見た。

「・・・・」

何も言わない彼に、私も黙って見つめ返す。
その沈黙を破ったのはやはり、オーナーだった。

「あ、あの皇太子様・・・」

まるで命乞いをするかのように必死な声で呼びかけると、彼は短く返答した。

「お前のことは後だ。
・・・もう構う気もない」

「!!
あ、ありがとう存じます・・・・っ」

え?え?と私が思う間もなく、私は、一度も乗った事の無いような高級馬車へと押し込まれた。




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