ENDLESS L♥VE【DIABOLIK LOVERS】
第4章 突然の招待
『それで………、何か用ですか……?』
心臓がばくばくうるさい。
誰かを好きになったことないからよく分からないけど……、たぶん、シュウさんと話しているからだ。ずっと憧れて話すことさえ出来なかった彼と。
シュウ「別に……。ただの子守係」
『子守係……』
この一言で自分がすごく落ち込んだのが分かった。理由はなんとなく分かってる。
シュウさんのせいだ。
いや、わたしのおこがましい考えのせいかな。
少し、期待してしまったんだ。
もしかしたら、わたしと話に来てくれたのでは、と。
そんなことあるはずないのにね。
シュウ「………あんたは気づいてないわけ?」
『………?なにがですか?』
シュウ「………別に。早く寝れば?」
好きな人がいる前で寝れるわけない。
そう、思うのに。
どんどん睡魔が襲ってくる。
わたしはそのままベッドに吸い込まれるようにして、深い眠りに落ちた。