ENDLESS L♥VE【DIABOLIK LOVERS】
第4章 突然の招待
【逆巻side】
ライト「それで?んふっ……なんか楽しそうじゃない?」
レイジ「はあ……。どこがですか。それよりアヤト。貴方、彼女と知り合いだったのですか?」
アヤト「ああ、まあな」
レイジ「なら、なぜもっと早くに言わなかったのですか?貴方だって知っていたでしょう。────例の件を」
アヤト「ああ、そういや聞いたな。全身血が抜かれて……とかいうやつだろ?」
レイジ「ええ、それです。まさか、気づかなかったのですか?彼女が私達と同族だ、と」
アヤト「オレ様を誰だと思ってやがる。気づいてねえわけねえだろーが。まあ、んなに気にすることないんじゃね?」
レイジ「あの方が直々に彼女に声をかけたのですよ?大したことじゃないからそうしたのでしょう」
ライト「へえ……あの人が……。んふ、すごーく楽しそうじゃない。ねえ?カナトくん」
カナト「僕に話を振らないでください、ライト……。僕はそんな気分じゃないんです……。ねえ?テディ?」
レイジ「全ては長男が一任する、とも伝言を預かっています。そうですよね、シュウ」
シュウ「はあ………だる……」
レイジ「貴方が世話役なのですから、しっかりと見張っておくように。特に夜は危険ですからね」
シュウ「チッ……そのくらいわかってる……」
アヤト「にしてもアイツが俺らの同族、ねえ……」
レイジ「素性さえ分からない今、彼女に不用意に近づかない方がいいでしょうね。彼女は訳ありのようですから」