ENDLESS L♥VE【DIABOLIK LOVERS】
第2章 気持ちの変化
愛衣「奈律もさ、もうちゃっちゃとあんなヤツのことなんか忘れて、次の恋しちゃお!」
わたしは愛衣の言葉に違和感を覚えた。
次の恋しちゃお?
それじゃあ、まるでわたしがシュウさんに恋してたみたいな言い方じゃない。
『愛衣?わたし、別に恋してないよ?』
だって、初恋さえまだなのに……。
わたしの言葉に愛衣が唖然とする。
愛衣「…………ああ、ダメだ、こりゃ」
『なにが?』
やれやれ、と愛衣が大袈裟に方をすくめる。
愛衣「こういうのは自分で気づかないと意味無いんだけど………。奈律、初恋は?」
『ないよ』
愛衣「だよね〜」
わたしは愛衣の言いたいことが分からず、ただただ彼女の次の言葉を待った。