第6章 蛍捜索 2
凛花 「この後、蛍様は…」
凛花は下唇をかみしめた。
「これが、日向棗が死を選んだ場合の未来」
一同「……」
翼「なら、違う方法で助ければいいんだよ。元々、棗を犠牲になんかするつもりなかったし」
先に未来見れてラッキーだったじゃん。
凛花 「それは無理です。私は色々な未来の結末を時空間を渡り見てきました。」
棗さんが蛍様を助けようと動く事で、棗さんは必ず死ぬ選択をします。
未来はもう固定されているんです。
翼「そんな…俺らが今までやってきた事って…なんだったんだよ。」
翼は凛花を悔しそうな眼で見つめた
殿「翼、凛花ちゃんに当たっても仕方ねーだろうが」
翼 「わかってるよ、畜生!」
翼は拳を悔しそうにギュッと握った。
鳴海 「打つ手なしなのか…」
空気が一気に重くなる。
棗「おい、ロボット女 テメェさっきハッピーエンドがどうとか言ってなかったか?」
まさか適当に言ったんじゃねーだろうな
凛花「適当ではありません。皆さんを救えるであろう方法を私は知っています。」
一同「!」
鳴海「それは、一体…」