第6章 蛍捜索 2
凛花と蛍は逃げるように走っていた。
凛花「蛍様大丈夫ですか?」
蛍 「ありがとう大丈夫よ」
凛花「体調が優れないようでしたら少し休憩致しましょう。」
蛍「そうさせてもらいたいのは山々だけどもう時間がないわ」
私、そろそろ殺されるみたい。
凛花「そんな縁起でもない!、蛍様らしくありません。」
蛍 は凛花にアリスストーンを近ずけると 3つのアリスストーンが凛花の身体に入って行った
凛花 「何を」
蛍「やはり志貴さんみたいに全部は、入らないのね。」
私の力不足だったわ
凛花よく聞いて、貴方をお世話用ロボットとして作り上げたと言ったけどあれは全て蜘蛛を欺く嘘
貴方はどんなアリスストーンも受け付ける体質のロボットとして作った
そして私は今までアリスストーンを集めてきた…この日のために
凛花 「蛍様?」
蛍 「私のみんなが知らないもう一つの能力 アリスを奪いアリスを入れる
私の親友、蜜柑の能力よ。
「凛花お願い 過去に行って棗くんがやろうとしてる事を止めて、蜜柑と棗くんをもう離さないで」
凛花「でも…それじゃぁ蜜柑様と蛍様は会えない未来になるかもしれません…そんな事」
蛍 「大丈夫、私には兄さんがいる。それにあのバカきっとどんな手使っても会いに来るわよ」
そういう奴なんだから
凛花 「そんな未来くる保証なんてどこにもありません!」
蛍 「お願い、この未来はみんなが死んでしまう未来、こんなのダメなの
私はもう蜜柑と十分過ごせたから、大丈夫よ だからお願い 私の祈りを叶えて」
凛花「嫌です。そんなの…蜘蛛だっていつ襲ってくるか…蛍様を護らなければ…」
蛍 「凛花…お願いよ…お願いします。」
泣きながら蛍は凛花に頭を下げた。
凛花 「蛍様…ズルいです。そんな頼み方…断れないじゃないですか。」
蛍は微笑むと凛花の手を握り時空間を発動させて凛花を時空間へ突き飛ばす様に押した
蜘蛛 「貴様の罪を償わせてやる」
蛍 「何が罪よ、人殺し集団」
凛花 「蜘蛛?まさか…もう来たの、そんな…」
「蛍様!!」凛花の叫びは届かず時空間へ飲み込まれていった…