第5章 過去へ
凛花 じゃあ皆さんいきますよ
人差し指をゆっくり下ろすとカッターで切ったみたいな空間が現れた
「行き場所は蛍先輩と佐倉さんが最後にあったと思われるところです。見えてきました」
A世界を現在とするとこの世界はa世界とでもしますか
蜜柑 凛花ちゃん凄い!手品みたい///
凛花 本当馬鹿ですね佐倉さん
小さな窓から覗くと当時10歳ぐらいであろう二人の少女が
ベットの上で話をしていた。
蜜柑 「…あれが蛍…」
頭が急にクラクラする 目眩が …
蛍 「……蜜柑 さようなら」
ルカ 「佐倉?…」
なんか様子が変じゃ…
パタン 蜜柑が急に倒れた
一同「!!」
蜜柑 なんやろうここ 夢の中…?
蛍 「蜜柑……蜜柑……」
誰?誰なん?悲しそうに呼ぶ声
蜜柑 うちの頭ん中に映像が沢山流れ込んで…そうや蛍はうちの親友!
「蛍…蛍!!!」
棗 「蜜柑…蜜柑!起きろ!」
蜜柑「棗…うち思い出した…蛍に会いたい…会いたいよ」
蜜柑の目から涙が溢れ出した
なんでうちこんな大切なこと忘れてたんやろう 最悪や
今すぐ蛍に会いたい
棗「大丈夫だ…必ず、俺がなんとかする」
棗は蜜柑を力強く抱きしめた
その姿をじっと睨みつけるように見る凛花
翼「蜜柑の体調も悪いみたいだし今日は戻るか」
蜜柑「翼先輩!うちは大丈夫 凛花ちゃん! 先を、続けてください」
蛍と 約束したんや、絶対会いに行くって
凛花 佐倉さんの目つきが変わった?
「わかりました。では探索を続けます。」
ルカ 「佐倉?でも…」
大丈夫なの?
蜜柑「ルカぴょんありがとう。大丈夫や!」
取り乱して泣いてごめんな!棗も凛花ちゃんもありがとう
ルカ「そっか…ならいいんだ」
翼「なんかあったらすぐ言えよ」
蜜柑「うん!翼先輩ありがとう」