《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第4章 新生活…?
「ユイさん、顔真っ赤ですよ。それにとっても……何でもないです。」
「あ……」
お互いの唇が離れると、糸がつうっとのびる。
私は苦しくて口を開けたまま口で呼吸をしていた。
「その姿…まるでご主人様からの餌を待つ犬ですね。あははは。まあ、犬の方が素直なんでしょうね。」
「ひ、酷い…よ。」
呼吸が戻ってくると、瞼が重くなり、目を開けているのが苦しくなってきた。
(ダメ…熱が上がったのか、堪え難い睡魔だよ。)
微睡んでいると、カナトくんは溜息をつきながらひとこと耳を疑うことを発した。
「熱があると、中も熱いんですか。
気になるので試しますね。
まあ、大人しいので抵抗されないのは好都合です。」