《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第4章 新生活…?
やっとの思いでバスルームにつき、鏡に映し出された自分の姿は、血塗れでとても痛々しい。実際に、とても痛いんだけどね。
両首からは、止まっていても、乾いた血が少し黒くなって、こびり付いている。それに、何度も噛まれたのか、噛み跡がたくさん付いていた。
血を落とそうと、鏡を見ると私の後ろに、カナトくんの姿があった…
カナトくんの姿が…
服を着てないカナトくんの…
「 ユイさん、いたんですね。」
「きゃっ、」
私は咄嗟に、しゃがみ込み身体を隠すように小さく丸めた。