《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第4章 新生活…?
生まれたての子鹿って…!カナトくんに吸血されすぎて脚にうまく力が入らなくて、こんな格好になってるのに…!
「と、言うか目が覚めたんですね。1時間以上気を失っていたようでしたので、死んでしまったのかと思いましたよ。まぁ、死んでしまっても僕には関係の無い事ですけどね。」
「…、」
私が死んでもカナトくんは、何とも思わない。知っていることだけど言われるとやっぱり傷つくよ。
私は、涙を堪えながら両手で手すりを掴み、階段を上る。早くシャワー浴びて自分についた血の匂いを洗い流したかった。
「階段から落ちて、君の身体から零れ出る血は僕が全て飲み尽くしてあげますから、安心してくださいね。あははは。」
カナトくんの笑い声を背中に、私は落ちないように階段を上った。