《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第4章 新生活…?
身体が重い…。
頭が重い…。
「いった…。」
痛みで目を覚ますと私は階段に横たわっていた。服も髪も乱れていた。
カナトくんに吸血されて、気を失ってそのまま放置されたみたい。
用済みになったら、放置するカナトくん。やっぱり私は餌でしかないからだよね。
そう考えていたら、胸がチクリと傷んだ気がした。この痛みは一体何なの。私にはわからないよ…。
私はシャワーを浴びるために立ち上がると、目の前がくるっと歪んで倒れそうになり、咄嗟に手すりを掴んだ。
吸血のされすぎで脚に力が入らない。両脚がガクガクするよ。
「その姿はなんなんですか。あははは。まるで生まれたての子鹿ですね。」
「か、カナトくんっ、」