《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第1章 はじめまして…?
「ねね!小森さん!逆巻くん家に居候するんだよね?」
「そうだよ。」
ショートカットで活発系な子、黒髪セミロングで清楚系な子が、休み時間に話しかけてくれた。
私は、話しかけてくれた、それだけても、嬉しくて自然と笑みがこぼれた。
「こんな噂知ってる?」
「知らないでしょう!今さっき転校してきたんだからっ!」
その噂は、女子の転校生の殆どが何故か逆巻家に居候をする。そして、早ければ1日で登校拒否になりいつの間にかまた転校してしまう。一部では、逆巻家に立ち入ると神隠しに合う、殺されてしまうとの噂が立っているらしい。
「いやいや、偶然じゃないの?」
「そうでもないんだよね。少し前にも、転校生が来て、逆巻家に居候して、すぐに転校しちゃったのっ。」
「「きゃー!」」
2人は抱き合うように悲鳴をあげる。キンっと耳に響いた。逆巻くんが教室に戻ってくると、何事もなかったように、抱きつくのをやめていた。
「何かあったら、うちらに相談してね。」
1人が耳元で囁いて微笑んでくれた。
よかった。友達作れそう。
安堵の一息をついた。