《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第1章 はじめまして…?
逆巻くんの第一印象は「美少年」。
髪は紫色で、大きな瞳。でも、その大きく綺麗な瞳の下にはくっきりと隈ができていた。それに机の上には筆記用具ではなくクマがいた。いや、厳密には「クマのぬいぐるみ」がお利口に座っていた。
いやいやいや、なんで学校にぬいぐるみ持ってきてるの!?
「はぁ?君、五月蝿いです。僕はテディとお話しているんです。邪魔しないでください。ねぇ、テディ。」
クマのぬいぐるみはテディと言うらしい。
そうじゃない!なに?なんで五月蝿いとか言われないといけないの。
私はびっくりして何も言い返す事ができなかった。何よりもびっくりしたのは、授業が始まってもテディとずっとお話している、彼に先生は何も言わない事。
私は楽しみだった新生活が、最悪だと思い知らされ、大きなため息を漏らした。
…それにしても、何だろう。
逆巻くんにあってから、心臓がやけにモヤモヤと言うか、ドクンドクンって騒がしいの。