《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第3章 なんて言ったの…?
「やっと着きましたね。」
「あっ…。」
カナトくんは、私のお腹の上にテディを乗せると再びお姫様抱っこで持ち上げる。
大切なテディを落としたら、今すぐ殺してあげます。そう言われ、抗えずに身体を委ねる。
脅しはともかく、お姫様抱っこされて嫌な思いをする筈がないよ。こんな状況じゃなかったら、カナトくんの事、大好きになっていたんだろうな。
私はふと、そんなことを考えていた。
「僕の部屋まで運ぶのは一苦労です。」
そう言いながら、カナトくんの部屋のベットの上に寝かされる。ベッドはギシッと音を立てる。
ベッドはとてと大きくて、2人乗っていても余裕があるくらい。
「学校が休みですしゆっくり楽しむことができます。」
その言葉の意味を理解した頃にはもう手遅れだった。
私はその日から、カナトくんの「餌」になった。