第1章 はじめまして…？

案内された私の部屋は、白とピンクでまとめられた可愛らしい部屋。ピンクのベットシーツにカーテン。白の机と椅子。シャンデリア初めて見たよ。まるでお姫様にでもなったみたい。

部屋の様子を一通り見てから、荷物を置いてバスルームに向かうことにした。

やっぱりバスルームも広くて、豪邸に似合う内装。オシャレに観葉植物が飾られている。シャンデリアがキラキラと湯気の中でも眩しい。

浴槽の奥にある、大きい鏡に自分の姿が映り、一瞬驚いてしまった。今の姿をカナトくんに見られたら、絶対馬鹿にされる。

私の胸は成長してくれずに、小さいまま。この先も大きくなるとは思えない。

まあ、バスルームに入ってくるわけないのにね。と自分に言い聞かせながら、身体を洗った。