第1章 はばたき市 〜辻〜
?「な、なに……?」
美青年が、私を見てクエスチョンマークを浮かべる。
キュン
(ど、どうしよう……!
かわいい……!!!!)
青年に対するときめきがやばいです。
心拍数上がりまくりです。
私が心の中でこんなことを考えていると、彼はまた不思議そうな顔をしつつ、私の荷物を拾ってくれた。
『あ、すみません!』
私はテンパりながらも荷物を拾う。
「地図?……迷ってるのか?」
『あ、はい……
喫茶アルカード2号店っていうお店に行きたいんですけど……
どこにあるかご存知ですか?』
「ああ、そこなら今から行こうとしてたところ。
案内するからついてきて」
彼はそう言って歩き始めた。
あ、案内してくれるんだ!!!