第8章 しっかり者〜霧島〜
仕事にも慣れ、お得意様やマスターとの仲が深まってきた今日この頃。
入店当初と比べると、たくさんのことが変わっている。
お店にくる皆(主に魁斗さんたち)との挨拶だとか、マスターが楽をできる位仕事ができるようになってきただとか、
あとはお店の内装や、メニューの量。
正直、私1人ではここまでやっていけなかったと思う。
皆に支えられてきたけど、1番頼りになったのはやっぱり司さん。
司さんはしっかり者で、優しくて、間違いはちゃんと指摘してくれる、私のことをすごく考えてくれる人。
司さんは、なんだか頼りになるお母さんって感じ。
こんなこと言ったら「お母さんか…」とか不満げな顔されそうだから、心の中にとどめておくけど、ふふ。