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〜Petite Story〜

第4章 -甘えんぼ-(赤葦京治)


-赤葦side-


オレの隣で寛ぐきづなに早くキスがしたい。

キスだけじゃない。

あんなコトやこんなコト…キミを壊してしまいたい。

それに今日はきづなに甘えたい。
きづなに癒されたい。
きづなに触れたい。

「けーじ⁇どしたの⁇」

キョトンとしてオレの肩にもたれながらオレのほうを見てくるきづな。

はぁ…その顔は計算なのか…?

「別に…」

-----✴︎

キスする…そのままソファに押し倒す…

がっつきすぎか…

きづなの肩を借りてオレがきづなにもたれる…抱き締める…

✴︎-----(この間2.5秒)

「きづな…貸して?」

…コテン…

「けーじ⁈え⁈どしたの⁈」

オレはきづなを一度起こして、代わりにオレがきづなの肩にもたれた。

「こうしたかった…ダメ?」

さっきの逆…きづなの肩からきづなを見上げると、きづなは真っ赤になっていた。

…可愛い。


…ギュ。

ガマンできず、くるりときづなのほうを向いて、そのままきづなを抱き締める。

「けーじ⁇今日…甘えたさん?」

「ん…まぁ…少し…」

きづなは、はじめこそ驚いていたが、オレが抱き締めると、優しく受け止めてくれ、頭を撫でてくれた。

「甘えたさんで可愛いな。」

「ん…でも、きづなが可愛い…」

そのままきづなの胸に顔をうずめた。

「ふふ…ありがと、甘えんぼちゃん。」

「…甘えんぼ”ちゃん”はちょっと…」

でも、このまま甘えていられるのなら…甘えんぼ”ちゃん”でも…きづなの前でならいいか…。


---End---
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