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〜Petite Story〜

第18章 -おねだり-(青峰大輝)


((大ちゃんS?ver.))

「ん…ぁ…っ…ね?大輝?」

「あ?なんだよ?」

ソファに座り、キスをしながらわたしのブラウスのボタンに手を掛けた大輝の手を押さえると、少し不機嫌な声が返ってくる。

「あのね…」

「だから、なんだよ?」

大輝はわたしのブラウスを脱がすことをいったん諦めたのか、自分のネクタイをスルスルと外し始めた。

「目隠ししたら、感度って良くなるのかな?」

「は⁈」

「手…縛ったりとか…」

「へぇ。おまえ、そういう趣味あったのかよ?」

大輝はチラリとわたしを一瞥すると、ワイシャツを脱ぎ、床に落としてしまう。大輝の鍛え上げられた上半身があらわになり、もう何度も見ているはずなのに、やっぱりドキッとしてしまう。

「趣味とかじゃなくて‼︎大輝が…喜ぶかな…って。」

見た目⁈や口の悪さとは裏腹に、大輝はいつもすごく優しく甘く抱いてくれる。わたししか知らない大輝の一面…。そんな大輝が大好きだけど、大輝は本当は物足りないって思ってたら…って思うと、少しでも何かしたい…そう思った。

「…っ⁈ふぅん。まぁ、今も十分いいけど、もっと良くなるんじゃねーの?」

そう言うと大輝はわたしを抱き寄せ、唇を塞いだ。

「…っ…んん…っ…」

長い長いキスをして、大輝は今度こそわたしのブラウスも脱がしてしまう。

「目は…オレのだな。」

「え…?」

「お望み通りにしてやるよ。」

大輝のその言葉と同時にわたしの視界は奪われてしまう。



大輝のネクタイに…



「へぇ…いい眺め…」


いつのまにかわたしは手の自由も奪われていた。


「覚悟しとけよ?」


大輝のことばと大輝の息遣いがいつもより近い。
目隠しのネクタイのせい?
見えないのに…動けないのに、ただそれだけで、まだ何もされていないのに、わたしは大輝を身体の奥まで感じていた。






---End---



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