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〜Petite Story〜

第8章 -電車-(岩泉/笠松)☆SS


((笠松幸男))


満員電車が揺れるたび、
隣の人の腕に触れてしまうのが
気になってしょうがない。
男らしい筋肉のついた腕…
キキーッ‼︎
「きゃあっ‼︎」
急ブレーキで電車が止まると、
私は隣の彼の腕を
ギュッと握ってしまっていた。
「あ…だ…っ…」
声にならない声を出し、
真っ赤になっている彼…
彼との恋の始まりの瞬間…



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