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Cage -檻ー【気象系サスペンスBL】

第40章 Everyday…


「それに、なに…?」

いつの間にか同じ高さになった目線を合わせ、柔らかな頬を両手で包み込んだ。

「俺が甘えられんのは、お前の腕の中だけだから…。お前の腕の中が、俺の一番安らげる場所だから…。それだけは絶対に変わんねぇから…」

言いながら、俺の胸に身体を預けて来る智君を、俺はこれでもかってくらいに強く抱きしめた。

「痛てぇよ…」

「ご、ご、ごめん…」

「いいよ、別に…。これくらいの方がいい…」

慌てて腕を解こうとした俺を、智君の笑顔が制止する。

「それより…さ、そろそろくんない? 俺、もう我慢出来ないんだけど…」

そう言えば、俺も…

「うん、そうだね…。俺も早く智君と一つになりたくてウズウズしてるよ…」

だろ?…と笑った智君をベッドに押し倒した。

ローションを、俺を誘うように収縮する蕾と、固くなった俺の中心に垂らし、両足を抱え込む。

本当は智君を傷付けたくない。

でも…

「ごめん…、ちょっとだけ我慢して?」

「俺は大丈夫だから来いよ…」

「うん…」

なるべく智君に負担をかけないよう、ゆっくり腰を進める。

「クッ…」

流石に解していないそこは固くて…

智君の口からくぐもった声が漏れたた。

それでも俺は腰を進め続け…

漸く一つになれた瞬間、俺の口から思わず安堵の溜息が零れた。
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